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INTERVIEW インタビュー

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営業経験を活かし、
多様な考え方を伝えていく

会社として何が必要かをプランニングする
という役割で貢献していきたい。

  • T.R さん
  • 入社:
    2011年
    職種:
    事業企画職 副本部長
    所属:
    事業企画推進本部

Interview

EPファーマラインに入社したきっかけ

新卒で入社した製薬企業では、営業(MR)を担当することになりました。そこで礼儀やビジネスマナー、「医療に貢献するとはこういうこと」といった部分を教わり、社会人としての基本的なことを多く学んだと思います。ただお恥ずかしい話、MRの仕事自体は、すごく憧れて目指していたわけではなかったのです。そのため、実際のMRの仕事をする中で、将来的なキャリアも見据えて「本当に自分に合っているか」をあらためて考えるようになり、最終的に転職という決断をしました。

転職後の会社(メディカルライン(現:EPファーマライン))では、サービス業の営業としてスタートを切りました。ターゲットを決め、サービスを提案・交渉し、見積を作成し、契約を締結するといった営業の基本的な業務を初めて経験しました。これまでMRとしてそういった経験がなかったので、営業としては一からの勉強でした。その会社が2013年に合併し、EPファーマラインとなりました。合併後はDI(ドラッグインフォメーション /医薬品情報管理)サービスのセールスに特化。気がつけば事業や組織が大きくなって、後輩や部下も増え、育成やチームマネジメントについてたくさんのことを経験させていただきながら今に至ります。

営業成績より大切にしていたこと

入社後、約9年にわたって営業を務めていました。私たちには特定の製品があるわけではないので、お客さまの「こういうことを実現したい」という相談に乗ったり、自社のサービスを考えながらお客様への提案を行ったりする時間が多かったと思います。そこで期待に応えるには専門的な知識も必要なので、しっかりと勉強したり、わからなければお客さまと丁寧にコミュニケーションを取ったりすることを心掛けてきました。

営業としてはどうかと思うのですが、評価指標として、個人の営業成績についてはそこまで気にしていませんでした。というのも、「提案すれば売れる製品」や「市場が無限にある製品」ではなく「リソースが有限」であることから、チームの皆で「市場を大きくしていくこと」「有限であるリソースを最大化すること」が重要と考えていました。
その為、部下の育成に関しても、数字というよりも「新たな提案ができるようになった」「適切な判断できるようになった」といった定性的な側面からの成長を感じて嬉しくなることが多かった気がします。もしかすると、メンバーの定性的な側面をしっかり見るというところにおいて、当時の経験が今のマネジメントに生きているのかもしれません。

産休・育休について

2020年に産休に入ったのですが、そのときから「会社には戻ってこよう」と考えていました。むしろ、「仕事を続けたい」と思っていたくらいです(笑)。ただ、営業の仕事をしたいというよりは、「会社にとって何か役に立てることをやっていきたい」という思いのほうが強くありました。

幸い、早々に保育園が決まり、2021年には復帰できることを会社に報告しました。そのときは営業に戻るものと思っていましたが、声をかけていただいた復帰後のポジションは事業企画推進本部の管理職。部署や役職が変わることを受けて「何を期待されているんだろう」と少し不安もありましたが、話を聞くうちにやってみようという気持ちが強くなりました。

復帰に際して時短勤務のお願いもしていたので、「営業では時間管理がしにくく大変だろう」という会社の配慮もあったのかと思います。このあたりは、EPファーマラインの優しさを感じるところですね。

事業企画推進本部の業務内容

事業企画推進本部は良くも悪くも“雑多”な部署で、さまざまな業務を担当しています。例えば予算管理、各事業部の見積もりのチェック、あるいは「お客さまからこの業務について相談されたが受けてもいいか」といったコンプライアンス視点の確認など。広報関連の業務では、社内報やWebサイト、各種資料の制作などもしています。イベント関係では、お客さま向けのセミナーや社内忘年会の企画・運営なども業務範囲です。簡単に言うと、「サービス提供部隊と営業部隊、人事・経理・総務以外のことは全部やる部署」といったイメージですね。

育休復帰後に最初に任されたのは、予実管理や見積・コンプライアンスチェックなど、これまでの営業での経験を生かせる仕事でした。それらの業務を行いながら、管理職として新たな組織づくりに注力してきました。

キャリア形成で大事にしていること

自分のキャリア形成において、大事にしていることが二つあります。1つ目は、「責任の取れる範囲」を把握しておくこと。「この範囲までは自分の責任範囲で対応する」という基準をある程度決めておき、それ以上の範囲は上長や周囲に相談するように心がけています。リスクやトラブルを避けるためでもありますし、業務を効率的に進める上でも必要だと感じています。今は子どもがいて、多かれ少なかれ制約もありますので、周囲に迷惑を掛けない為にも、更にそう感じるようになりました。

2つ目は、自分が思っている得手・不得手を信じ過ぎず、他者からの評価を素直に受け止めることです。私が「得意」「やりたい」と思っていなくても、上司や会社が適材適所だと思って「やってほしい」と言ってくれたら、それを素直に受け止めるようにしています。そういう姿勢でいるほうが納得して仕事に向き合いやすいですし、ストレスも少ないと思っています。そういった考え方なので、ありがたいしうれしいのですが、「部長に昇格させてもらったから頑張らないと!」というプレッシャーを感じることもあまりなかったのかもしれません(笑)。

EPファーマラインの魅力

私たちのお客さまは製薬企業や医療機器メーカーが主であり、その先にいる「患者さまの健康のためにいる」という意識はどの部署、どのチームも同じです。つまり、社員の目標は基本的にみな同じなんですよね。だからこそ、何かトラブルや課題があっても同じゴールを見据えて進んでいけます。困ったことがあっても心強く、みんなが自分のことのように助けてくれる連帯感がこの会社の好きなところです。

営業時代も、現場と協力しながら進めていけた経験がありました。EPファーマラインは社長や役員との距離が近く、すぐに相談ができるところ、意思決定のスピードが速いところも魅力的です。そういった社風がいいなと思って転職したというのもあります。

挑戦したいこと

産休・育休後の異動だったので事業企画推進本部には約2年おりますが、去年は新しいセミナーを企画運営したり、資料をリニューアルしたりと、新しい役割をいろいろ任せていただきました。大きい会社でありそうな「このサービスを売ってきなさい」「このフローでオペレーションを回しなさい」という、なぜそれが必要なのか、なぜやるべきなのかが伝わり切らないような仕事のやり方ではなく、会社として何が必要かを自分で考えてプランニングすることを求められる今の役割は、自分の仕事に対する納得度も高く自分に合っている気がします。「こういうことをしてみよう」と考えることもやりがいになりますので、そこの領域で会社に貢献していきたいです。
また、仕事ではないのですが、新たに子どもを授かったため2023年から再び産休に入ることになりました。それまでに、いろんな視点や考え方、これまでの経験などを後輩に伝えていくことが、今の私が果たすべき役割です。現時点ですでに復帰したい気持ちもありますが、一区切りついたらまた新たな気持ちでEPファーマラインに戻ってきたいと思っています。

転職・就職を考えている方へのメッセージ

自分で勉強しながら新しいことに取り組んだり、そのプロセスを「面白い」と思えたりする方にとっては、向いている仕事と言えると思います。特に、事業企画推進本部の業務に関しては、ルーチン業務ではないので、色々な視点からの意見やアイデアがあると良いですね。「こういうふうにやったら効果が出るかな」と前向きに考えることには楽しさがあり、日々試行錯誤しながら個人としてもチームとしても成長を感じたいですし、自分が考えた施策で成果が出たらこれほどうれしいことはないですよね。

Profile

製薬企業のMRを経験後、2011年にEPファーマラインに入職。営業としてEPファーマラインの事業拡大に大きく貢献しました。産休・育休を経て2021年4月に復職。復職のタイミングで事業企画推進本部に配属され、副本部長に就任し、「EPファーマラインに必要なことは何か」を探しながら新しいサービス企画・立案・実行を行っている。2023年現在、産休中であり社員一同復帰を待ち望んでいる。

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