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CAREER INTERVIEW 社長のキャリアに注目

代表取締役 社長代表執行役員

池田佳奈美

Career History

代表取締役 池田佳奈美

EPファーマライン入社前

製薬企業で抗がん剤などの学術を担当

薬学部を卒業後、外資系製薬企業に入社。抗がん剤や支持療法を中心に学術業務に従事しました。当時は、担当した製品への思い入れもあり、どうしたらその製品の良さが、医療現場に伝わるかを考え、資材づくりや説明会などに明け暮れていました。
それが、いつの頃からか「健康づくり」に興味を持ち、その一環としてヨガやダンスを始め、それが高じてインストラクター資格を取得。未病段階で、健康維持や健康管理に関わり貢献したいという思いから、製薬業界を離れて、1~2年ほどインストラクターとしてヨガやダンスを教えていました。

2008年メディカルライン(現EPファーマライン)入社

ヨガ・ダンスとメディカルコミュニケーター、どちらも全力投球

ヨガやダンスに熱心に取り組みつつも、自身は薬剤師であり、やはり薬に関する仕事が好きだったことから、2008年、お薬相談窓口のオペレーター(メディカルコミュニケーター)として当社に入社。医薬業界でのキャリアを再び歩むことになりました。
とはいえ、インストラクターを完全にやめたわけではありませんでした。当社では当時から副業が認められており、コールセンターは24時間365日稼働していますので、夜間と休日を担当するチームのスタッフとして午後から勤務し、午前中はヨガやダンス教室で教えるといった、いわば“二足のわらじ”を選んだのです。

2009年スーパーバイザー(SV)に昇格

相談者とクライアント、双方の満足を求めて

メディカルコミュニケーターとして、日々、電話対応業務に従事して約1年、夜間・休日を担当する7人ほどのチームをマネジメントする「スーパーバイザー(SV)」となりました。SVは、メディカルコミュニケーターとして電話対応業務のかたわら、チームをマネジメントし、さらにクライアントに対する窓口も担う、プレイングマネジャーです。
SVになって特に意識するようになったのは、私たちのお客様には、医療従事者や患者様などお問合せくださる相談者と、お薬相談窓口業務を委託してくださるクライアントの2者が存在するということ。相談者が求める情報等を提供するのが私たちの仕事である一方で、クライアントの相談窓口に期待することやヘルスケア業界での立ち位置も鑑み、どちらにも満足いただけるようにバランスを取ることが、メディカルコミュニケーターの仕事の難しさであり、面白みでもあることに気づかされました。そして、両者を知る立場を活かした提案をしていきたいという思いを抱くようになりました。

EPファーマラインのナレッジがヘルスケア業界の進化を支える

多くのクライアントの窓口業務を経験することで、各社の思いだけでなく、ヘルスケア業界全体の最新の動向や課題を知ることができ、こうした経験から、当社のサービスを通じて、業務改善の提案や課題解決のお手伝いができると確信しました。
当社の立場だからこそ見える景色があり、陰ながら業界全体の進化・発展につながる提案・支援ができる立場にあることを実感するようになったのです。

2011年 コンタクトセンター長、2012年執行役員に就任

クライアントも医療従事者も自分たちも納得できる落とし所を

当初は7人程度だったチームメンバー数は20人を超え、さらに担当チームの数も増えて、その後、コンタクトセンターの副センター長を経て、2011年にセンター長に就任。センターの採算管理はもちろん、業務効率の向上、人材マネジメント、教育・研修など、コンタクトセンターの継続性と品質の維持・向上に関する全てに責任を持つ立場となりました。
この頃、クライアントへの提案で、営業担当者に同行することが増えました。クライアントの要望を受け入れながら、医療従事者や患者様にも納得いただけて、かつ、サービスを提供する私たち側にも無理なく運用継続できる、そんな「三方良し」の仕組みを創り、提案して、実現させる――。そうした営業的な視点を身につけることができた時期でした。

夢のために仕事も手を抜かない、みんなのやりたい事を応援したい

一方で、ヨガやダンスにも相変わらず力を入れていて、特にダンスでは、海外遠征も果たしました。すでに執行役員になっていたのですが、「行かないと絶対後悔する」と思い、休暇を取って行かせてもらいました。この時、背中を押してくれたのは「こちらは大丈夫なので、頑張ってきてください」と言ってくれた現場のスタッフ。とてもうれしかったですね。
EPファーマラインには、当時から各自の夢や挑戦を応援する風土がありました。今でも役者や声優などを目指し、頑張っている人も在籍しています。私もそうでしたが、夢を大切にするからこそ、仕事にも手を抜かないといったスタンスの人が多いように思います。多様な生き方をする人がいることが会社の力になっているとも感じています。これからも、働く人たちの目標や夢の実現を応援する会社でありたいと思っています。

2020年 オペレーション本部長
代表取締役社長に就任(~現在)

コロナ禍で社長に就任、経営者として始動

2020年10月、新型コロナウイルス感染症の流行真っただ中、社長に就任しました。 立場が変わると、見えるものが違ってきますし、考えることが広がります。当社には、お薬相談窓口や学術資材の作成を担うDIサービスだけでなく、BPOサービス、マルチチャネルプロモーションサービス、ヘルスケア・医療機器サポートサービスといった事業があり、医薬品・医療・医療機器・ヘルスケア業界に特化したサービスを提供しています。それらすべてのサービスの持続性だけでなく、環境変化や技術の進歩を含めた未来に向けての計画や準備など、広く会社全体を見ることが求められるようになりました。また、当社はEPSグループの一員でもあり、グループと連携することにより、可能性がさらに広がります。

環境激変、これまでのノウハウが生かされた

需要増加の成長市場だったこともあり、お陰様で会社は急成長を遂げました。私が入社した当初は50人程度だったメディカルコミュニケーターの人数は、今や1000人近くになっています。
もちろん、ずっと順調だったわけではなく、トラブルや難しい局面もあり、そのたびに社員一丸となって乗り越え、一歩ずつ階段を上ってきました。たくさんの仲間と一緒に、クライアント様に学び、関わる多くの方に支えられながら、より良いサービスを提供するために考え、実践し、knowledgeを蓄積して、成功体験を積み重ねて来られたことは、私個人にとっても会社にとっても大きな財産です。

環境変化に対応し、さらに進化する組織体を目指して

コロナ禍で、対面でのコミュニケーションが制限され、MRが医療従事者とFace to Faceで面談する機会が激減するなど、業界の環境は大きく変化しました。
ただ、私たちはもともと電話やメール、チャットなどの多様なチャネルやITを活用したコミュニケーションを得意とし、リモートでの情報提供のノウハウを有していましたので、これまでのナレッジを基に、コロナ禍でも、重要な医療情報を必要としている人々に的確にお届けするお手伝いができたと自負しています。

一人ひとりのスタッフのチカラが財産

コンタクトセンターでは個人情報や機密性の高い情報を扱うことが多く、当初は在宅化が進めにくかったのですが、セキュリティ強化やITシステムの入れ替え、研修体制の工夫などを重ね、在宅勤務も可能な仕組みを構築しました。
在宅でのオペレーションも可能になったことで、災害時の交通障害などで出社困難な場合にもコンタクトセンターを持続させる、事業継続性の確保、いわゆるBCP(Business Continuity Plan)対策も充実しました。変化に対応し、困難を乗り越えることで、さらに進化する――。常にそんな組織体であらねばと日々、気持ちを引き締めています。

Profile

外資系製薬企業の学術経験を経て2008年現EPLにメディカルコミュニケーターとして入社。現場での経験を活かしながらDI 事業の創成期から事業拡大に貢献しスーパーバイザー、コンタクトセンター長、オペレーション本部長、執行役員を経て2020年10月に代表取締役に就任。大学時代に始めたボールルームダンスでは海外の競技会にも遠征する。

経歴(※にて記載部分はボールルームダンスのもの)
2008年 株式会社メディカルライン(現EPファーマライン)
メディカルコールセンター 症例登録チーム(時間外DI業務兼任)
2009年 同 スーパーバイザー(SV)に昇格
2009年 同 副センター長に昇格
2011年 同 センター長に昇格
※ 全英選手権参加
2012年 執行役員 就任
2013年 (株式会社EPファーマライン 設立)
2015年 ※ WDSF-PD世界選手権 日本代表で参加
2017年 メディカルアフェアーズ本部 本部長
メディカルコールセンター センター長 兼任
2018年 取締役 就任
2020年 オペレーション本部 本部長 就任
2020年~現在 代表取締役社長 就任