採用サイト

WORK INTERVIEW 仕事を知る インタビュー

INDEX

メディカルライティングで
インタビューフォームの
適切な運用に貢献

正解がない文章の構成の追求
日々の学びがやりがいや発見につながる。

  • K.R さん
  • 入社:
    2018年
    職種:
    メディカルライティング
    所属:
    メディカルアフェアーズ部
    メディカルライティンググループ

Interview

メディカルライティンググループの業務内容

私が所属しているメディカルライティンググループは計20人くらいの部署で、その中のインタビューフォームチームで業務をおこなっています。主な業務として、インタビューフォーム(医療用医薬品に関する臨床試験などの医療従事者向け情報が載っている学術資材の一種)の新規作成、適応追加に伴う改訂、様式変更、添付文書の改訂に伴う改訂、クオリティチェックなどを行っています。またその他にも、適正使用ガイドや薬審資料など、製薬企業から委託を受けた学術資材の作成に関わっています。

インタビューフォームは、クライアントからいただいた資材にもとづいて作成・確認をしていくのですが、途中で添付文書などが変更になったり、クライアントからのご依頼内容が変わったりすることもあるので、多いときには修正が20回くらいに及ぶこともあります。とても大変な作業ですが、新薬が世の中に出る過程に携われるのは面白いですね。

仕事で感じるやりがいや達成感

文章の構成方法には正解がないため、言葉の伝え方や見せ方などが作成者・確認者によるコモン・テクニカル・ドキュメント(CTD:医薬品の承認申請のために作成する⽇⽶EU共通の国際共通化資料)の書き方によって異なります。そこを日々学ぶことはやりがいになっていますし、より良い伝え方を発見できるのが嬉しいです。また、製薬企業の担当者さまやチームメンバーと協力しながら時間をかけて作成した学術資材が、PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)やRAD-AR(くすりの適正使用協議会)などのWebサイトに掲載されたときは、大きな達成感があります。製薬企業の方から感謝の言葉やリピートをいただけた瞬間、苦労が一気に報われた感覚になりますね。

クオリティチェック業務で最も気を使うのは、原本の数値の取り扱いです。数値に関しては、特に有効性および安全性の部分で、しっかり確認しています。数値が羅列されている有害事象の確認では、表記されている数字も小さいですし、何ページにも渡って記載されているケースもあるので確認自体も大変ですが、「患者さまが安心して使えること」を第一に考えると決して怠れない重要な作業です。

メディカルライティングチームの働き方

メディカルライティングチームに残業はほぼありません。神経を使い集中力が必要な仕事なので、「短期集中型」で取り組むことが多いからだと思います。クライアントとの兼ね合いもありますが、その中である程度時間を調整しながら、メリハリを持って働けています。

メンバーはママさんが多いため、早めに帰るケースも珍しくありません。16時までにやるべき仕事を終わらせ、そのあとは自由に――というワークライフバランスで働けるのも、女性としてはうれしいポイントではないでしょうか。ほかにも、EPファーマラインでは1時間ごとに有給を取得することができます。子どもの通院などで「1時間だけ抜けたい」ということもよくあるかと思いますので、すごく助かる部分ではないでしょうか。

EPファーマラインの魅力

会社の好きなところは人間関係で、とにかく居心地が良いです。メンバーそれぞれの特性を理解できているので、得意な部分ではメンバーをサポートし、不得手な部分ではサポートしてもらいながら業務を進められます。仕事が発生した際は基本的にスケジュールを見て空いているメンバーが担当しますが、スケジュールが切迫していて連携が必要な場合は、私はどちらかと言えば作業が早いほうなので、「スピード優先の単純な作業は自分、そのほかは得意な方に任せる」といった形をよく取っています。

「分からないことがあればこの人に聞けば良い」ということをチーム間で共有できているのも、この会社の強い部分だと思います。組織として仕事を進めていくことができるので、自分としても仕事がやりやすいです。各メンバーの弱い部分を組織として補うことができているので、安心感もありますね。

チームメンバーの特長

以前、あるタイミングでインタビューフォームの様式変更業務が多数発生する、ということがありました。担当者はリーダーの指名などによって決定、制作した資料のクオリティチェックは手が空いているメンバーが対応する、という運用になっているのですが、通常は「手を挙げたくない」と思う方のほうが多いでしょう。

ですが、私たちのチームには意欲のあるメンバーが多く、「タッチの差で業務の取り合いになる」という状況もありました。個人ではなく全体の業務遂行という視点でオーナーシップを持てるメンバーが多いんだなと感じましたし、だからこそ仕事がしやすいのかなと思います。

今後チャレンジしたいこと

まだ一人前とは言えないので、先輩の手を借りずに新規で資料を作り上げられるようになりたいと思っています。7,000ページ近くあるCTDを100ページ程度にまとめなくてはならないのですが、自分にはまだその要約力が足りないので、スキルアップしていきたいです。

インタビューフォームの新規作成作業は、半年から1年ぐらいかかります。要約する中でも表記については変えられないので、そこが難しい部分ですね。曖昧な表現をしてはいけないのですが、変えても良い部分、変えてはいけない部分があることから、そこを読み解いていく力が必要になってきます。

転職・就職を考えている方へのメッセージ

メディカルライティンググループで働くなら、コミュニケーションを積極的に取ろうとする方が向いていると思います。報告・連絡・相談の部分だけでなく、ささいなことでも良いので会話することが重要です。個性やキャラクターがわかれば「どういうふうに仕事を任せるべきか」などもつかめてくると思います。

今働いているメンバーは真面目な人が多いので、そういうコミュニケーションを取りつつも、根本では真面目な部分が必要だと思います。私自身が大ざっぱな性格なので、チェックしてくれるパートナーには真面目な方が必要かもしれないですね(笑)。

Profile

CRO*にて統計解析業務を経験後、2018年にEPファーマラインに入社。メディカルライティングチームのインタビューフォームチームに配属。インタビューフォームやくすりのしおりなどの作成・改訂に携わりながら、その他多くの資材を作成している。お手元のインタビューフォームはKRが携わったものかもしれません。
*CRO:医薬品開発業務受託機関(Contract Research Organization)

Other